とある土曜日のランチ。この日は平岸にある喫茶店「インカルンぺ」へ行ってきた。札幌への単身赴任が決まり、学生時代行っていた思い出の店にまた通えるな~、なんて考えた時に思い浮かんだ店のひとつだ。ということはもう20年以上も前から続いているのか。なかなかお店の移り変わりが激しい札幌において、20年も営業し続けるってけっこう凄いことだと思う。常連さんをはじめ、多くのファンに支えられているのだろう。
お店の雰囲気
このいかにも街の喫茶店です、というような素朴な感じというか気取らない雰囲気が大好きだ。思い返せば、いつ来ても店内に珈琲の香りが満ちて静かにジャズが流れている、そんな場所だった。学生時代は近くの本屋さんで買ったものを持ち込んでインカルンぺさんで読んだりしていたな、とかいろんなことを思い出したり...
気のせいかフードメニューも当時とあまり変わっていないような気がする。サービスメニューから日替わり弁当に、ハンバーグライス、カレー類、スパゲティなどなど。
日替わり弁当
日替わり弁当を注文。何が嬉しいってこの品数の多さ。野菜が沢山でお肉系もちゃんとしっかり量がある。お味噌汁もついていて、栄養がバランスよくきちんと取れそうな単身赴任の味方といった内容。
食べながらまたぼんやりと学生時代の思い出に浸る。とか書くとあまり前向きじゃないような気もするが、オジサンになった今、若い時の自分が何を考えて何をしていたかを振り返ることは面白かったりする。あの時なりたかった自分になるためにもう少し頑張ろう、とか、まぁけっこう頑張っているほうだよなぁ、とか。そんなちょっと甘酸っぱい時間を過ごしたランチだった。