一般的な社会人にとって、毎朝の食事をきちんと用意できるかどうかは、仕事におけるパフォーマンスにも影響することなので、地味だけど重要な問題だと思う。
かといって、朝から栄養バランスを考えて一汁一菜以上を作って食卓に並べて、というのも、時間との闘い、モチベーションが保てるか自分との闘いになりそうだ。
特に、単身赴任の(しかも面倒くさがりな)自分にとっては、出来るだけ楽をして簡単なものを用意して食べることで、少しでも睡眠時間に充てたいという思いがあった。
実際、異動して間もない頃は、慣れない環境での仕事による心労と残業で、とにかく毎日家に帰ったら早く寝たくて仕方がなかった。翌朝に向けて、夜のうちに炊飯器にご飯をセットしておくことすら面倒なくらいだった。
ただまぁ、それはある程度予想も出来ていたことなので、引っ越し当日からもうレシピを考えていたわけだが、今回のブログでは、そんな自分が考えた朝食をご紹介。
簡単な朝食セット
先に完成した写真を。
左から、プロテイン入り牛乳
茹でた鶏むね肉とブロッコリー(ごまだれドレッシング)
ミニトマト バナナ
これを毎朝ずっと食べている。たぶんカロリー的には少ないが、栄養素的には割ととれているのでは、と思う。
最初のうちは量が少なかったり多かったりしたり、朝これを食べても昼前に空腹感があったりしたが、不思議と食べる量を抑えると体が慣れてくるもので、最近では昼食まで十分持つようになった。
そして、週末にでもちょっとした準備さえしておけば、用意するのに5分もかからないお手軽さが気に入っている。
作り方
まずは鶏むね肉一枚を用意
皮を剥がして、細かく切っていく。
だいたい1.5cm角くらいか。一個をそれ以上大きくすると、胸肉の固さで辟易してくる時があるので、このサイズに落ち着いた。茹でたてはまだ柔らかく食べられるが、鶏肉は割と冷蔵では日持ちしないようなので、翌朝分くらいは冷蔵庫に入れるとしても、あとは全部冷凍してしまう。
切り終わったら鍋で茹でる。手際が良くなってくると、お湯を沸かし始めてから鶏肉を切り始めて、沸騰と同時に切り終わるようになった。ちゃんとお玉で灰汁も取る。
小さくカットしているので、5分もあれば火が通る。ザルに移して冷水で粗熱を取る。
胸肉をおよそひと掴みで分けていく。だいたい一枚を四等分にしている。
朝食の事前準備はこれだけ。なんだかんだ15分程度で終わる。これを3,4日に一回のタイミングで仕込み作業として行い。できれば月~日の7食分を一気に用意しておきたいが、胸肉二枚で特売の時になかなか店に行けないのと、容器の数が必要になって冷凍庫内でもかさばるので、仕方がない。
他に余裕があれば用意しておきたいのが、ブロッコリーも一食分(3個程度)ずつ分けておくことか。
でも前述の容器の問題があるので、手順としては都度袋から出してレンチン対応が今のところ最良だ。
冷凍庫の中。単身赴任中の冷凍庫は、ほぼこの眺めが続く。ここにお弁当用の冷凍コロッケも入ってくるので、やはりストックしておくなら4食分程度が丁度良い量だ。
材料費(一食分)
牛乳=1本 1000mlで175円から150ml程度=26.3円(プロテインはふるさと納税返礼品のため除外)
鶏むね肉=一枚315円を4等分=78.75円
ブロッコリー=500g(約35個入り)168円から3個程度=14.5円
ミニトマト=198円(20玉入り)から3玉程度=28円
ごまだれドレッシング=180mlで248円から15g程度=20.6円
バナナ=5本で198円から1本=39.6円
合計 179.75円(税抜き 2022年)
こんなところか。税込みでは200円弱。食材は業務スーパーで買うようにしているので、一般的なスーパーではもう少しコストが高くなる。それでもコンビニで菓子パンとジュースを買うよりは、間違いなく安く済んでいる。なんなら半分以下の費用で収まっているのでは。
変遷・最後に
単身赴任当初はバナナ入っていなかったが、空腹になるのが早く、そして炭水化物不足だったのか他の食事も関係あるのか、みるみる痩せていったので(2か月で体重5㎏減)途中から加えた。それによってだいぶ腹持ちはよくなってきたが、慣れた頃には食が細くなっていって、2023年3月現在ではバナナがリストラとなった。
食べ過ぎた日、飲み過ぎた日の翌朝には、牛乳とプロテインだけで十分なことすらある。これは歳のせいかな、とも思うが、一年でここまで変わるのも驚き。といっても、今年の夏にはまた消費カロリーが多くなって、再度バナナが増えたりしているかもしれない。
牛乳をカフェオレにしてみたらお洒落かもしれないと思い試していた期間もあったが、そのためにコーヒーを買うのも、置き場所を取られるのも、ゴミが増えるのも煩わしかった。それに、嗜みとしての筋トレを続けているうちはプロテインは外せない。カフェインは朝の目覚めに良いような気もするけど、考えてみたら会社でいくらでも飲めるので、コーヒーは部屋からは断捨離することにした。
この朝食はフォークかスプーンで食べるが、食後の洗い物も少ないので本当に楽で良い。
そして、毎回同じとはいいながらも実は色々楽しみもあるもので...
ミニトマトの産地が季節によって変わったり、品種を変えてアイコを選んでみたり、それに伴って糖度の変化に気づいたり。
ドレッシングもフレンチやシーザーや青じそなど、一本使い切ったタイミングで違う味にしてみたり。
まぁ地味な楽しみ方だけど、それでもどうにか一年間はずっと作り続ることが出来ているし、今のところ健康にも問題はないし、食費の面ではだいぶ安く済んでいる。
そんな私の朝食のご紹介でした。
同志の単身赴任のサラリーマンだけでなく、少しでも御覧になったどなたかの参考になれば幸いです。
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