ふと思い立ち、羊蹄山に登ってみた。

単身赴任のスポーツ

パン作りをしているときにふと思う

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朝からコーヒーと一緒に楽しんだり、色々とバリエーションを考えてジャムを変えたりレーズンを入れてみたりしているが、日曜の朝にサンドイッチを作っていたときに、ふと「これを持ってどこか眺めの良い場所で食べたら最高じゃないだろうか?」と考える。そう、例えば爽やかに山の上とかなんてどうだろう?...

会社に登山をしたことがある同僚がいて、ものすごく疲れたけど悪くなかったみたいな話を聞いたことがあった。その時はまるで興味がなかったが、お盆に帰省して奥様と美瑛方面までドライブした日、立ち寄った凌雲閣温泉の駐車場で、沢山の登山者と彼らがこれから目指すであろう十勝岳を見ていたら、なんとなく品の良い趣味のように見えて、自分も登ってみようかな、と思ったものだ。

登山用品を買い揃える

思い立ったが吉日とばかり、翌月曜日からさっそく同僚に山登りに必要な道具などの情報を聞いたり自分でも調べたりして、仕事が終わると登山用品店へ通う日が続いた。

まず購入したのは、登山靴と靴下、そしてザック(バックパック)。何はなくともこれが無ければでしょう。登山用品はその性能と質が良い分、けっこうお高いものが多いので、優先順位を決めて大事なものから揃えていくことになる。

ちなみに、靴は「LOWA BALDO GT」 楽天 LOWA(ローバー) バルド GT WXL 8H アンスラサイト×レッド L010620-9740-8H トレッキング用 シューズ 靴 ブーツ アウトドア 登山靴 トレッキングシューズ

ザックは「MAMMUT Ducan 30」 楽天 Amazon 【15日限定抽選でPバック】お薦め品 MAMMUT マムート Ducan 30 デュカン 2530-00320 アウトドア バックパック バッグ リュックサック ザック 30L 登山 ハイキング【お宝】

他に買ったものはストックくらいか。あとのウェア類は普段ランニング用に使っているものでとりあえず行ってみよう。靴の試し履きもして気合十分。

それにしても、だ。万が一に備えて装備はしっかりしておかければならない必要経費とはいえ、お金のかかる趣味だこと。

そしてある程度道具を揃えたその週の土曜。せっかく最初に登るなら、登りごたえのありそうな羊蹄山に行ってみよう、と決めたのだった。

羊蹄山 京極コースを行く

記念すべき初登山の朝。4時に起きてサンドイッチを作り、持ち物を指さし確認して万全の態勢にて家を出る。札幌から羊蹄山の麓まで約2時間とただでさえ遠いので、4つある登山口のうち一番近い「京極コース」で登ることに決めていた。近くのコンビニでトイレを済ませて飲み物と行動食を買ってから、6時に京極登山口着。まだ朝霧の立ち込めているなか、靴を履き替えていざ出発だ。

これから登る山の頂を眼前に登り始める。といっても、駐車場から歩き始めて最初のうちはまだまだ平坦な道で、本当に序の口といったところ。

そして見えてきた1合目の標識。この時点で暑くなってきたので、さっそく上着を脱いで長袖のTシャツ1枚になる。霧は晴れて太陽が見えてきたので気温もどんどん上がってきたのだろう。。

正直言って山道を登るのがこれほどキツイとは思っていなかった。日頃から運動不足にならないようジョギングやサイクリングはしているが、全く違う筋肉に負担がかかっている感覚。そして暑さで汗も出るわ出るわ、~合目という標識のたびに休憩を取り水分補給をする。

三合目から四合目辺りは道も険しく傾斜もきつくなってきて、区間的に一番長く感じた。とにかく「四合目まだかよ~」と何度も言いながら登っていた。キツクても羊蹄山は人気の山なのか、他に登山者もちらほらいるのが少しホッとするというかなんというか。とりあえず、つらいのは自分だけじゃないみたいな心細くない感覚をおぼえる。

ようやく四合目。飲み物は2ℓ用意していたが、体から出ていく汗の水分を補おうと飲むペースも上がるのですでに1ℓ近く飲んでしまっていた。帰りの分まで残るか、ちょっと心配になってくる。

ふと振り返ると、雲の上だった。随分高いところまで登ってきたのだな、とわかる。そして五合目まで行くと、あと半分だということから気持ち的に楽になり、そして八合目辺りからの山登りというより岩登りのようなステージが楽しくて、その後はもう一気に登って行ってしまった。

登頂

そして、三時間半ほど掛かってついに登頂。いままで見たことのない景色がそこにあった。羊蹄山山頂からの眺めは、すべて自分の知らない別世界のようだった。見下ろす御鉢の中も凄い迫力で、アドレナリンがドバドバ出たのか、かなりたまっていたはずの疲労が一気に吹っ飛んだ気がする。

自分がだいぶヘトヘトになって登ったのに、山頂標識付近の人の多さにも驚いた。またけっこうご高齢の方々もいるではないか。よく見るとお鉢周りしている人も遠くに沢山いる。自分なんてまだまだ体力無いんだな、と思いながらも休憩をとる。

ここで当初の目的だったとサンドイッチをやっと食べられる。天気も良いし、眺めに関しては申し分ない。まさに感無量だ。随分安易に思いついて登った羊蹄山で、もう体が悲鳴を上げ始めていたけど、それでもこの瞬間のことを忘れることは生涯ないだろう。

サンドイッチとスポーツドリンクの味の相性が最悪で、食べていて口の中がパサパサになってあまりおいしく感じられなかったことも含めて、素晴らしい体験だった。

初めての登山の感想

一言でいうと、山登りは文句無しに最高だった。

そして、登ったのが羊蹄山の京極コースだったということも大きい。

これがその辺の低山であったなら、さほど達成感もなく感動の度合いも低かったのでは、と思う。京極コースは、4つあるルートの中でも一番難易度が高いというかしんどいコースなので、初めての登山でそこを登って日本百名山である羊蹄山の山頂に立ったという経験は、自分の中に誇らしく刻まれた記憶になったと感じる。

本当にキツくて、七合目辺りから足が痛んだり、下りではもう足がガクガクになって膝も痛んだり、筋肉痛が一週間近く続いたりしたけど、それでも「次の休みはどこの山に登ろうか?」と帰り道で考えてしまっていた。中毒性があるな、山は。